2019年4月19日

アトカル・マジカル学園



「変身する」をキーワードに舞台芸術を身近に楽しむ教室『アトカル・マジカル学園』。「大人のための演劇教室」と「ヌイグルミ←(うらがえし)→ミルグイヌ|へんてこパペットづくりワークショップ」のレポートです。


2019年3月15日に行われた「大人のための演劇教室」はいつのまにかやらなくなってしまった変身ごっこを楽しむ、大人たちのための「大人のための演劇教室」です。

20歳以上で年齢層も様々な大人の生徒さんが集まり開校しました。今日は皆同じ「アトカル・マジカル学園」の生徒。自己紹介とジャンケンのウォーミングアップで距離を縮めます。

まず輪になって自分の持っている見えないボールの大きさを変えて、隣の人に渡していきます。
最初は小さかった見えないボールも片手では持てなくなり、体をいっぱい使っても支えていられないほどに!

次は同じやり方で、しりとりをしながら出た単語を想像して回していきます。パンダやフランスのケーキってどんな形?大きさが変わるだけではなく、形や重さもどんどん変身していきます。

次に自分自身を変身させていきます。
ご飯を食べたくない子どもと、ご飯を食べさせたい親に順番に変身していきます。さっきまで優しくご飯を食べようと諭していた人が次の番には何が何でもご飯を食べないぞと頑固な態度を演じ分けます。食べたくない理由も様々、反論を納得させようとする方法も様々。

最後に自分たちの会話を再現し感情を変身させます。
何気なく行っていた会話をもう一度行うのはなかなか大変な作業。いざやってみると元の時間よりも長くなったり短くなったり。この会話の感情を変化させるのはさらに大変。全然泣ける会話じゃないのに泣いてみたり、ずっと笑ってみたり感情が大忙しです。

ワークショップを通して、実は普通に生活していて人にものを伝えるために見えないものを作っているな、自分一人の中で何人もの自分を演じているな、本当に思っていることや話していることと違う感情で話しているかもと身近なところにごっこ遊びがある。そんなことに気付けるワークショップでした。

2019年3月17日に行われた「ヌイグルミ←(うらがえし)→ミルグイヌ|へんてこパペットづくりワークショップ」は「IDEA R LAB」を運営する大月ヒロ子さんによるいらなくなったヌイグルミを、ひっくり返したり、つぎはぎしたり、いろんなものと合体させたりしてパペットを作るワークショップ。
小学生以上の親子の生徒さんが参加し、大人も子供も本気になって熱中しながらヌイグルミを変身させました。

会場に入ると机の上にはヌイグルミがたくさん!
さらにボタンやビーズ、レースに子どもたちの視線はくぎづけ!今か今かとはじまるのを待っていました。その一方でヌイグルミにはさみを入れることを不安がる声も。期待と不安でドキドキしている中、大月さんの説明からワークショップは始まりました。

まずはヌイグルミを切ってひっくり返してみます。
はさみを入れる瞬間はちょっとドキドキ。しかし綿をぬくとこのヌイグルミってこんな形だったんだ!おなかが固いと思ったらプラスチックの土台が入っているんだね!と手が止まりません。綿を抜き終えてひっくり返してみると色も表に出てくる表情も全然違います。これには大人の参加者もびっくり。

いったん休憩をはさんで、裏返したヌイグルミにパーツを付けていきます。
複数のヌイグルミからボタンや中に入っていたプラスチック、元のヌイグルミの顔など、そこに落ちている端切れも、ただのゴミにはもう見えない!これここにつけたら可愛いかな?ここに置いたらどうなるかなと手が止まりません。

最初は初めて使うグルーガンを恐る恐る使っていた子どもたちも何度も使ううちに大人よりも上手に使いこなしていきます。

とっても自由なパペットがたくさん出来上がりました。これひっくり返す前は何の形だったんだろう?え?こんなヌイグルミだったの!?この目はもしかしてあのパーツ?と驚きと発見がいっぱいの変身ワークショップでした。


All Photo © 松本和幸


|イベント情報|
アトカル・マジカル学園「大人のための演劇教室」
〈講師〉多田淳之介(アトカル・マジカル学園 学園長/舞台芸術部門ディレクター)
〈日程〉2019年3月15日(金)14:00-16:00
〈会場〉あうるすぽっと ホワイエ
詳細はこちらから

|イベント情報|
アトカル・マジカル学園「ヌイグルミ←(うらがえし)→ミルグイヌ|へんてこパペットづくりワークショップ」
〈講師〉大月ヒロ子(有限会社イデア代表取締役 ミュージアム・エデュケーション・プランナー)
〈日程〉2019年3月17日(日)14:00-16:30
〈会場〉あうるすぽっと 3F会議室
詳細はこちらから